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研究室の紹介

本HPでご紹介している研究の中には、病気の新しい診断方法の確立や治療開発を目指したものが多く含まれます。これらの研究は、病を得て苦しんでおられる 患者の方々へ将来の利益をもたらすべく行われるものであるために、その解析や確立には、実際の臨床検体での検討が必要不可欠なものとなります。理論上での 確立のみでは臨床への応用が許されないからです。
 参照:「研究・教育機関としての当院に対するご理解とご協力のお願い」(詳細

そのため、ここでご紹介している臨床研究において、臨床検体を用いる全ての研究は、その必要性や実施方法などを、本大学の倫理委員会の厳重な審査で許諾されたもののみが行われております。また、当院に来院された患者の方々から善意で提供された血液検査や手術検体などを解析したものが含まれております。これらは医師からの口頭および文書による説明を経て、患者の方々からの善意による提供同意を得た上で利用しております。この同意は、署名の後であっても、研究に用いられたくないと連絡を頂いた場合は取り消すことができます。

(連絡先)FAX 03-3226-1667
婦人科病理 臨床遺伝研究室 講師 進伸幸 susumu35@a6.keio.jp
婦人科腫瘍 生体分子解析研究室 助教 片岡史夫 f-kata@a6.keio.jp
婦人科腫瘍 感染制御研究室 講師 田中京子 kkyokokeio@a5.keio.jp
婦人科腫瘍 遺伝子制御研究室 講師 阪埜浩司 kbanno@z7.keio.jp
女性健康維持研究室 非常勤講師 牧田和也 makita@titan.ocn.ne.jp
産科周産期研究室 講師 宮越敬 kei@z7.keio.jp

また、研究遂行にあたり、久しく来院されていない患者様の検体を本大学の倫理委員会の許諾の上、過去にさかのぼって使わせていただくことがあります。このような研究は現在、以下のものが行なわれておりますが、その場合、本研究の解析には用いてほしくないと申し出ていただければ、使用いたしません。


研究題目 研究責任者
子宮頸部上皮内病変に対する蒸散術後の再発因子の検討 田中京子
若年性子宮体癌および複雑型子宮内膜異型増殖症に対する高用量MPA療法の後方視的検討 進伸幸
腹式広汎性子宮頚部摘出術の安全性および妊孕能温存アウトカムの解析 田中京子
日本産科婦人科学会婦人科腫瘍委員会 婦人科悪性腫瘍登録事業及び登録情報に基づく研究 青木大輔
子宮体癌の個別化治療に向けたセンチネルリンパ節ナビゲーションシステム確立に関する研究 進伸幸
異型腺細胞(AGC)という細胞診断患者の子宮頸部病変診断におけるCA-IX, p16, 増殖性マーカーとヒトパピローマウイルス (HPV) による比較解析 進伸幸
ヒト試料の収集・分譲と臨床情報を利用した研究に関するご協力のお願い 平沢 晃
子宮癌肉腫症例に関する調査研究 進伸幸
子宮体癌および複雑型子宮内膜異型増殖症患者の臨床病理学的因子や予後についての後方視的研究 進伸幸
女性性器癌症例における予後不良因子の探索研究 冨永英一郎/
青木大輔
子宮体癌におけるDNAミスマッチ修復(MMR)遺伝子の異常メチル化とエピミューテーションの網羅的解析 阪埜浩司
婦人科腫瘍における臨床病理学的因子とがん抑制遺伝子・がん遺伝子及びその関連分子群の発現に関する解析 阪埜浩司/
中村加奈子
本邦における子宮内膜症の癌化の頻度と予防に関する疫学研究 阪埜浩司/
野上侑哉
若年子宮体癌および複雑型子宮内膜異型増殖症に対する高用量MPA療法 を施行した患者における予後不良因子の探索研究 進伸幸
卵管上皮細胞に由来する卵巣癌の発癌メカニズムの解析 青木大輔/
赤羽智子
思春期女性へのHPVワクチン公費助成開始後における子宮頸癌のHPV16/18陽性割合の推移に関する長期疫学研究 岩田卓
次世代シーケンサーを用いた婦人科腫瘍の発症に関連するゲノム異常の探索と同定 阪埜浩司/
安達将隆
緩和ケアを受けた子宮頸癌、子宮体癌、卵巣癌、その他の婦人科悪性腫瘍の患者の臨床経過および転帰に関する検討 田中京子/
森定徹
子宮頸部腫瘍の臨床病理学的因子と予後についての後方視的研究 田中京子/
森定徹
ゲノム・エピゲノム解析による子宮頸癌前駆病変(CIN)患者の子宮頸癌発リスクの特定とそれに基づくCIN患者の個別化リスク低減法に関する研究 岩田卓
婦人科悪性腫瘍および子宮頸部上皮内病変の患者様を対象とする研究 岩田卓
妊娠糖尿病における産後糖代謝異常発症の予知指標に関する検討 宮越敬
子宮内膜症の病態解明および新規治療法の探索 浜谷敏生/
古谷正敬
不育症の原因と治療成績に関する後方視的検討 丸山哲夫
月経障害・排卵障害の原因と治療成績に関する後方視的検討 丸山哲夫
慶應義塾大学病院産科における妊娠・分娩予後に関する後方視的検討 宮越敬
不妊症の検査、治療、管理における診療情報に関する観察研究 末岡浩
我が国における前置癒着胎盤の周産期管理に関する調査 宮越敬
円錐切除後妊娠の実態に関する後方視的調査研究 宮越敬
排卵誘発における内科系学会社会保険連合「説明と同意」実態調査 青木大輔/
内田浩
早産のゲノム疫学研究 宮越敬
妊娠糖尿病・糖尿病合併妊娠の妊娠転帰および母児の長期予後に関する登録データベース構築による多施設前向き研究 宮越敬

研究期間の終了した研究題目一覧はこちら


子宮頸部上皮内病変に対する蒸散術後の再発因子の検討

研究責任者 田中京子
研究期間 平成25年6月24日〜平成28年3月31日
研究対象 2000年から2011年に慶應義塾大学病院産婦人科において蒸散術を受けられた子宮頸部上皮内病変(異形成)の皆様を対象とします。
概要 当院では子宮頸部異形成に対して蒸散術を行っていますが、その再発率は約15%と比較的高率です。当研究では、どのようなケースで再発しやすいのか、を検討します。これが明らかになれば、再発しやすい方の蒸散術では、レーザーの出力を強くしてより深く蒸散する、などの工夫を行うことで再発率を下げることが可能になると考えます。

(協力をお願いする内容)
2000年から2011年までに蒸散術による治療を行った子宮頸部上皮内病変(CIN)患者さんについて、再発の有無を調査し、再発の高リスク因子を後方視的に検討します。以下の項目を調査します。
・組織免疫染色用の組織検体標本
・診療録の情報(年齢、妊娠出産歴、細胞診診断、病理診断、再発の有無、コルポスコピー所見、など)

詳しくはこちらをご覧下さい。

若年性子宮体癌および複雑型子宮内膜異型増殖症に対する高用量MPA療法の後方視的検討

研究責任者 進伸幸
研究期間 平成23年11月28日〜平成32年3月31日
研究対象 平成10年以降に、慶應義塾大学病院産婦人科において早期子宮体癌もしくは子宮内膜異型増殖症と診断され、高用量メドロキシプロゲステロン(MPA, ヒスロンH (R))療法を施行された方
概要 若年の早期子宮体癌および子宮内膜異型増殖症の方を対象とした妊孕性温存治療を行った際の効果や副作用などを調べる研究です。将来的に早期子宮体癌や子宮内膜異型増殖症のより良い治療法の開発を目指していくものです。診療記録(カルテ)の中から、各種の診療情報(年齢・組織型・進行期、副作用、予後など)を記録した上で、血液検査や画像検査(MRI, CTなど)、病理検査の結果とともに解析いたします。

詳しくはこちらをご覧下さい。

腹式広汎性子宮頚部摘出術の安全性および妊孕能温存アウトカムの解析

研究責任者 田中京子
研究期間 2000年〜2017年3月31日
研究対象 子宮頸癌IA1期からIB1期で、以下の4つの基準の満たす症例で広汎子宮全摘術もしくは広汎性子宮頸部摘出術を施行された患者です。
  1. 臨床進行期別分類(FIGO1994年)1a1の中で脈管侵襲、癒合浸潤が認められる患者。またはIa2、およびIb期の患者で目視による計測または円錐切除術組織標本、MRIで腫瘍径3cmを超えない測定可能病変を有する、のいずれかに該当する患者。
  2. 組織学的に子宮頸癌の扁平上皮癌、高分化型腺癌であることが確認されている患者。
  3. 放射線や化学療法などの前治療の無い患者(診断的円錐切除術は治療とみなさない)。
  4. 45歳未満。
概要
  1. 癌治療としての安全性を確認するため、当院手術症例において腹式広汎性子宮頸部切除術と広汎子宮全摘出術を施行された患者の治療成績を診療録(カルテ)の記載を元に、過去を振り返って比較します。
  2. 腹式広汎性子宮頸部切除術を施行された患者の妊娠・出産状況を同様に解析します。

日本産科婦人科学会婦人科腫瘍委員会 婦人科悪性腫瘍登録事業及び登録情報に基づく研究

研究責任者 青木大輔
研究期間 平成24年4月1日〜平成34年3月31日
研究対象 当院において子宮頸癌、子宮体癌、卵巣悪性腫瘍、卵巣境界悪性腫瘍と病理学的に診断をされた方
概要 診療録より年齢、術前化学療法の有無、進行期分類、組織診断、治療開始年月日、治療法(治療、補助療法等)を抽出し、登録を行います。また、3年後、5年後に予後報告として、治療後の健否および最終生存確認年月日の登録を行います。
すべてのデータは、患者の皆様個人を直接特定できない匿名化情報として収集された上、厳格に保護されます。

詳しくはこちらをご覧下さい。(PDF / 80K)

子宮体癌の個別化治療に向けたセンチネルリンパ節ナビゲーションシステム確立に関する研究

研究責任者 進伸幸
研究期間 平成20年7月18日〜平成30年6月30日
研究対象 病理検査にて診断された子宮体癌患者で,明らかな子宮外転移が推定されず、後腹膜リンパ節郭清を含む手術が予定されている方。ただし、術前の画像診断にてリンパ節転移陽性と考えられる方、または他の部位に重複がんが確認されている方は対象外となります。
概要 子宮体癌の基本治療は、ごく初期の方を除いて、子宮全摘+両側付属器摘出+骨盤リンパ節郭清を含む手術が基本治療です。しかし、子宮体癌のリンパ節転移頻度はさほど高くなく、リンパ節郭清後には下肢や会陰部のリンパ浮腫、リンパ嚢胞などを生じ患者さんの生活の質(QOL)を低下させる可能性があります。近年、このような合併症の発生を回避するために、リンパ節転移の有無を術中に判定し、転移がないと考えられるリンパ節は摘出せずにおくSentinel Node Navigation Surgery(SNNS)が乳癌をはじめ様々な癌腫において試みられるようになってきています。そこで当科では、子宮体癌におけるセンチネルリンパ節生検を利用した縮小手術に向けての妥当性の検証とSNNSの臨床応用を目指すことを目的として、ラジオアイソトープ法、色素法、蛍光法を用いたセンチネルリンパ節生検に関する臨床研究をおこなっています。

詳しくはこちらをご覧下さい。(PDF / 200K)

異型腺細胞(AGC)という細胞診断患者の子宮頸部病変診断におけるCA-IX, p16, 増殖性マーカーとヒトパピローマウイルス (HPV) による比較解析

研究責任者 進伸幸
研究期間 平成21年12月26日〜平成31年8月31日
研究対象 子宮頸部細胞診にて、異型腺細胞AGCと細胞診にて診断された患者。

適格基準の詳細
  1. AGCと細胞診にて診断されてから治療開始まで少なくとも1週間以上待機でき、登録前1週間以内にLBC標本を用意でき、しかもAGCの診断から6ヶ月以内に移行帯を含む子宮頸部の完全な病理検索が行われる患者。
  2. 18才以上であること。
  3. 各施設で承認された同意書に署名がなされ、患者の診療情報の提供が倫理委員会より許可されること。
除外基準 の詳細
  1. 子宮全摘を受けた患者
  2. 内膜増殖症、体癌、腟癌、頸癌の既往のある患者。
  3. 腟癌、頸癌に対して放射線治療または化学療法治療の既往のある患者。
  4. HIV感染がある患者。
  5. 妊娠しており、円錐切除により多量の出血、早産のリスクが考えられる患者。
概要 婦人科悪性腫瘍研究機構(JGOG)(理事長:落合和徳)内の、GOG-Japan委員会(委員長:藤原恵一)が行なう多施設共同研究です。
本臨床試験は、米国National Cancer Institute (NCI)が後援する臨床試験グループであるGynecologic Oncology Group(GOG)が計画・実施する臨床試験GOG-0237です。GOG-Japanは日本の臨床試験グループとして、米国GOGが実施する臨床試験に参加し、米国規制要件に従いIRB登録/施設登録/研究者登録/GOG参加施設登録を完了し、参加要件を満たしたGOG-Japan施設に限定して実施しています。なお、本施設の実施責任者である進伸幸は、GOG-0237試験のco-chairとして、日本における臨床試験のとりまとめを行っています。なお、本研究GOG-0237の前段階的研究としてはGOG-0171が施行されており、GOG-0171へもGOG-Japanとして91例の登録実績があり、当施設においても、倫理委員会承認のもと、9例の登録を行いました。

研究の主な目的は以下の通りです。
  1. 液状細胞診検体から作製したスライドを用いてCA-IX、HPV、p16、Ki-67、MCM2の発現を検査し、相互比較により細胞診でAGC診断を受けた患者の重大な頚部病変の最適診断を示す個別マーカーまたはマーカーの組み合わせの有無を明らかにすることです。重大な病変にはAIS(上皮内腺癌、腺癌、頸部上皮内病変CIN2、CIN3、浸潤性扁平上皮癌が含まれます。他の種類の婦人科悪性腫瘍についても観察されれば評価します。頸部液状献体標本は、CA-IX、p16、Ki-67、MCM2発現の評価に加えて、Hybrid Capture IIおよびLinear Array HPV遺伝子型同定検査を用いた高リスクHPV DNAの存在の検査にも使用します。

  2. 記(1)の主要目的を、日本人女性のLBC検体について検査し、各個別マーカーまたはマーカーの組み合わせが、米国人女性との間にどのような差異があるのかを明らかにします。
【方法】
細胞診でAGC診断された患者で、診断後の外科的処置までに少なくとも1週間以上待つことができる患者が登録可能です。最初のAGC診断から1週間以上後かつ登録から1週間以内に液状検体標本を作製して提出する。標本の作製は、登録後か登録前4日以内で、本試験のコルポスコピー検査およびすべての外科的処置を実施する前に行います。

詳しくはこちらをご覧下さい。(PDF / 330K)

ヒト試料の収集・分譲と臨床情報を利用した研究に関するご協力のお願い

Keio Women’s Health Biobank
研究責任者 平沢晃
研究期間 平成20年7月31日〜平成31年3月31日
研究対象 慶應義塾大学病院産婦人科の外来受診および入院された方、または以前受診されて現在受診されていない方
概要  個別化治療の実現に向けた研究にはヒト試料を使った研究が必要不可欠です。慶應義塾大学医学部産婦人科バイオバンク(Keio Women’s Health Biobank: KWB)では医学部倫理委員会の承認のもと患者さんへの同意を得て、ヒト試料の保管とそれを活用した学内外での研究に供しています。現在受診中の方の試料のみならず、過去の検体を用いることにより現在の病態を理解することができることや将来の病変の推移を予測することが可能となります。そのため研究試料として当院にて以前に「遺伝子多型診断に基づく有害事象軽減を目指したがん個別化治療の確立」(平成18年7月11日よりより平成22年3月31日まで施行)および「婦人科悪性腫瘍の発生および悪性形質の発現に関連する分子についての研究」で、「提供していただいた試料を当該研究に使用されるとともに保存して,将来新たに計画実施される同趣旨の医学研究に使用されること」に同意していただいた方の試料も用いて解析を行います。さらに久しく来院されていない患者様の検体を使わせていただくこともありますが、その場合は本研究の解析には用いてほしくないと申し出ていただければ使用いたしません。
 研究によって得られた結果は論文や学会、研究用データベースなどにより公開します。解析されたデータはデータベース等を介して研究者に利用されることによって新しい技術の開発が進むとともに、病気の原因の解明や治療法・予防法の確立が早まる可能性が期待できます。現在、登録を予定しているデータベースは、独立行政法人科学技術振興機構(JST)が運営する、バイオサイエンスデータベースセンター(NBDC)(東京都千代田区)です。NBDCにデータを登録する際には、データを2種類に分けて取り扱います。
(1)多くの方のデータを集計した結果は、研究者一般に広く公開します。
(2)個人ごとの詳しいデータについては、科学的観点と個人情報保護のための体制などについて厳正な審査を受けて、承認された研究者にのみ、利用を許可します。NBDCの運営状況やNBDCから公開されているデータの内容をお知りになりたい場合には、下記のウェブサイトをご覧ください。
NBDC ヒトデータベース http://humandbs.biosciencedbc.jp/
なお、いずれの公開内容にも個人情報に関わることは含まれません。

子宮癌肉腫症例に関する調査研究

研究責任者 進伸幸
研究期間 平成25年3月25日〜平成28年12月31日
研究対象 当院において2007年1月〜2011年12月までに手術を行って子宮癌肉腫と診断された方
概要 診療録(カルテ)より、対象の方の背景、治療内容、予後等の情報を収集します。この研究により、新たに対象の方に負担が発生することはありません。すべてのデータは、患者の皆様個人を直接特定できない匿名化情報として収集された上、厳格に保護されます。

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子宮体癌および複雑型子宮内膜異型増殖症患者の臨床病理学的因子や予後についての後方視的研究

研究責任者 進伸幸
研究期間 平成24年10月12日〜平成32年3月31日
研究対象 当院で昭和50年以降に子宮体癌・子宮内膜異型増殖症と病理学的に診断をされ、病気の経過や検査・治療の詳細が明らかとなっている方
概要 診療録より臨床情報や血液検査、画像検査、病理検査結果等の情報を抽出しデータベースを作成します。その情報を用いて、子宮体癌・子宮内膜異型増殖症について、臨床病理学的な解析を行います。本研究はこれまでの治療による情報やデータを用いるため、新たに治療・検査などに関して協力をお願いする予定はありません。研究対象として、約1500名程度の患者の皆様の診療録および検査の情報を利用させていただく予定です。

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女性性器癌症例における予後不良因子の探索研究

研究責任者 冨永英一郎/青木大輔
研究期間 平成25年8月15日〜平成28年12月26日(予定)
研究対象 2005年4月1日より2011年3月31日までの間に、当院産婦人科にて卵巣癌の手術を受けた方を対象とします。
概要 本研究は卵巣癌に対する手術を受けられた患者さんの手術時に切除された卵巣癌組織を用いて、癌細胞で発現している異常な遺伝子の変化やタンパク質の発現を調べることで、癌の進行あるいは治療抵抗性の原因を探索する事を目的としています。本研究により、卵巣癌における新たな治療法の発展に貢献することを期待しています。

詳しくはこちらをご覧下さい。(PDF / 117K)

子宮体癌におけるDNAミスマッチ修復(MMR)遺伝子の異常メチル化とエピミューテーションの網羅的解析

研究責任者 阪埜浩司
研究期間 平成25年10月25日〜平成30年3月31日
研究対象 慶應義塾大学病院産婦人科において子宮摘出術を施行し、病理組織学的診断で子宮体がんと診断された患者の中から、最大400名程度を対象とする。
また、1次スクリーニング陽性患者のうち、患者が希望すれば、その第一度近親者を対象とする。
概要 子宮体がん全体の約1%に存在する遺伝性子宮体がんの特徴を明らかにしようとする研究です。1次スクリーニングでは、対象者から提供された血液のDNAを用いて、遺伝性子宮体がんの原因遺伝子のメチル化を解析します。さらに、遺伝子全体のDNAのメチル化状態を解析します。
メチル化が認められた患者さんのご家族でも同様の解析を行うことで、どのような遺伝子のメチル化が遺伝するのかを明らかにします。

詳しくはこちらをご覧下さい。(PDF / 90K)

本邦における子宮内膜症の癌化の頻度と予防に関する疫学研究

研究責任者 阪埜浩司/野上侑哉
研究期間 平成25年10月8日〜平成30年9月30日
研究対象

産婦人科にて子宮内膜症、チョコレート嚢胞の診断、治療のため入院、通院し、手術、検査などを受けた方のうち、以下の要件を全て満たす方

  1. 30歳以上で、月経周期がある
  2. 卵巣癌ではない
  3. 文書での同意が得られた
概要

全国の医療機関を受診し、この研究への参加同意を得た卵巣チョコレート嚢胞の患者さんに関する初診時の医療情報を登録センター(鳥取大学)で集めます。その後10年間にわたり、健康状態や婦人科疾患について、6ヶ月〜1年ごとの検査(経腟超音波断層法と血清 CA-125 検査)と郵送による追跡調査を行います。悪性化の発生頻度をしらべるとともに、卵巣がんに罹患する危険因子を詳しく解析します。

詳しくはこちらをご覧下さい。(PDF / 121K)

婦人科腫瘍における臨床病理学的因子とがん抑制遺伝子・がん遺伝子及びその関連分子群の発現に関する解析

研究責任者 阪埜浩司/中村加奈子
研究期間 平成15年1月1日〜平成32年3月31日
研究対象

当院で子宮摘出術もしくは卵巣腫瘍摘出術を行い、術後病理組織学的診断にて子宮体がん、卵巣がん、もしくは婦人科良性腫瘍と診断された患者約100人を対象とします。

概要

診療記録(カルテ)、治療経過を分析するとともに、手術標本を用いて、腫瘍関連蛋白の発現を免疫組織化学染色にて確認し、一部の標本から得られた試料を用いてミスマッチ修復遺伝子のメチル化や腫瘍部のマイクロサテライト不安定性などについて解析します。

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若年子宮体癌および複雑型子宮内膜異型増殖症に対する高用量MPA療法 を施行した患者における予後不良因子の探索研究

研究責任者 進伸幸
研究期間 平成26年2月24日〜平成28年3月31日
研究対象

西暦2000年1月1日より2013年12月31日までの間に、当院産婦人科にて若年子宮体癌および複雑型子宮内膜異型増殖症の治療のため入院または通院し、診療、手術、検査などを受け、かつ高用量黄体ホルモン(MPA)療法を受けられた方の中で、研究課題:『婦人科悪性腫瘍の発生および悪性形質の発現に関連する分子についての研究』にすでにご同意頂いている方

概要

本研究の目的は、妊孕性温存治療を行った際の治療効果や予後に関わる臨床的・病理学的な因子を探索することです。将来的には、早期子宮体癌や子宮内膜異型増殖症の患者様に対して、妊孕性温存治療か標準治療かのいずれかを選択していただくべきかの判断材料として重要な因子を明らかにしていきます。保管されている内膜組織検査、内膜全面掻爬の病理標本(パラフィンブロック)を利用して、免疫染色を行ってどのようなタンパク質の発現が、治療効果、妊娠、再発などと関連するかを調べます。患者様のパラフィンブロック、診療録および検査の情報を利用させていただきます。

詳しくはこちらをご覧下さい。(PDF / 131K)

卵管上皮細胞に由来する卵巣癌の発癌メカニズムの解析

研究責任者 青木大輔/赤羽智子
研究期間 2014年2月24日〜2018年3月31日
研究対象

これまでに慶應義塾大学産婦人科にて卵巣良性病変(卵巣嚢腫等)・卵巣癌・子宮体癌・子宮頸癌・RRSO等の手術を施行されたかた各30例。

概要

婦人科疾患による手術にて摘出された手術検体について、卵管および卵管采上皮細胞の遺伝子変異や蛋白発現を検索することにより、同部位に由来する卵巣癌の発癌メカニズムを解明する。

詳しくはこちらをご覧下さい。(PDF / 144K)

思春期女性へのHPVワクチン公費助成開始後における子宮頸癌のHPV16/18陽性割合の推移に関する長期疫学研究(第I期;2012年4月-2019年12月)

研究責任者 岩田 卓
研究期間 平成24年6月25日〜平成31年12月31日
研究対象 慶應義塾大学病院産婦人科を受診された子宮頸部上皮内病変(異形成)および子宮頸癌の患者さんのうち、16才以上39才以下の方を対象とします
概要 この研究は、子宮頸癌、子宮頸部上皮内腫瘍、子宮頸部上皮内腺癌にかかっている患者さんの数と、HPVに感染した後に体内で作られる16型あるいは18型というタイプの抗体の陽性率の推移とを長期間にわたって調査することにより、HPVワクチンの有効性を確認することを目的としています。

詳しくはこちらをご覧下さい。(PDF / 226K)

次世代シーケンサーを用いた婦人科腫瘍の発症に関連するゲノム異常の探索と同定

研究責任者 阪埜浩司/安達将隆
研究期間 平成27年5月1日〜平成31年3月31日
研究対象 慶應義塾大学医学部産婦人科にて、婦人科腫瘍性疾患の治療のため入院し、手術を受けた方を対象とします。なお、慶應義塾大学医学部産婦人科を受診前に何かしらの治療(手術や薬物治療、ホルモン治療などを含む)を受けた方は対象になりません。
概要 婦人科領域における腫瘍性疾患の発症に、どのようなゲノム(遺伝子)の変化が関連しているのかを明らかにし、患者様ごとに最適と思われる治療法を確立・提供することです。本研究では、手術検体の病変部や周囲組織におけるゲノム変化と、患者様の血液中における生殖細胞系列(生まれつき)の遺伝子を解析し、両者を比較することで、腫瘍においてのみ発現しているゲノム変化を検出することを目指しています。

詳しくはこちらをご覧下さい。(PDF / 228K)

緩和ケアを受けた子宮頸癌、子宮体癌、卵巣癌、その他の婦人科悪性腫瘍の患者の臨床経過および転帰に関する検討

研究責任者 田中京子/森定徹(実施責任者)
研究期間 平成27年7月31日〜平成32年3月31日
研究対象 当院緩和ケア外来を受診した、もしくは当院緩和ケアチームの診察を受けた子宮頸癌、子宮体癌、卵巣癌、その他の婦人科悪性腫瘍の患者様
概要 本研究の目的は、当院緩和ケア外来もしくは当院緩和ケアチームの診察を受けた婦人科悪性腫瘍を罹患した方を対象とし、緩和ケアについての診療内容や、原疾患に対する診療情報を調査し、最終転帰やQuality of lifeに関わった因子などについて解析をすることで、より良い医療を提供するための基盤をつくることです。

詳しくはこちらをご覧下さい。(PDF / 165K)

子宮頸部腫瘍の臨床病理学的因子と予後についての後方視的研究

研究責任者 田中京子/森定徹(実施責任者)
研究期間 2015年10月2日〜2025年3月31日
研究対象 昭和50年以降に慶應義塾大学病院産婦人科において、子宮頸部腫瘍と診断された患者のうち、臨床経過および臨床病理学的因子が明らかとなっている患者様
概要 子宮頸部腫瘍の臨床病理学的因子や予後を解析することは、疾患に対して多様化する医療を提供するための重要な課題です。新たなエビデンスの構築のための前向き介入研究を計画するためには、その根拠となるデータとしての後方視的観察研究が求められます。本研究では、これまで集積した子宮頸部腫瘍症例を後方視的に検討し、前向き研究の基盤となる新たな知見を見出し、発信することを目的としています。

詳しくはこちらをご覧下さい。(PDF / 164K)

ゲノム・エピゲノム解析による子宮頸癌前駆病変(CIN)患者の子宮頸癌発リスクの特定とそれに基づくCIN患者の個別化リスク低減法に関する研究

研究責任者 岩田卓(専任講師)
研究期間 平成28年4月1日〜平成32年12月31日
研究対象 子宮頸癌および子宮頸部異形成と診断され、当院で通院中の患者さん
概要 子宮頸癌はヒトパピローマ・ウィルス(HPV)の感染を端緒として、異形成を経て発症します。しかし、HPVに感染したとしても、大部分の人はHPVが排除され、発病することはありません。本研究では、子宮頸癌の発症危険因子を同定することで、子宮頸癌になりやすい患者を検出することを目的とします。このような危険因子が同定できれば、前がん病変である異形成で通院している患者さんのうち、癌のリスクの高い患者さんには早めに治療を行い、リスクの低い患者さんの受診間隔を広げるなど、管理の個別化に繋がり、患者さんお負担が軽減されることが期待できます。
5 協力をお願いする内容
ケース・コントロール研究に同意された患者さん
①子宮頸部細胞検査(がん検診と試験用の頸部細胞採取)②コルポスコピー検査
③コルポスコピー下組織検査 ④腟分泌物液採取 ⑤カルテに記載された臨床情報の提供
コホート研究に同意された患者さん
 上記①〜⑤に加えて、⑥口腔内ぬぐい液採取
詳しくはこちらをご覧ください。(PDF / 226K)

婦人科悪性腫瘍および子宮頸部上皮内病変の患者様を対象とする研究

研究責任者 岩田卓(専任講師)
研究期間 平成23年5月2日〜平成33年3月31日
研究対象 慶應義塾大学病院産婦人科を受診され、婦人科癌(子宮頸癌・子宮体癌・卵巣癌)および子宮頸部異形成と診断された患者さん
概要 慶應義塾大学病院産婦人科において婦人科悪性腫瘍および子宮頸部上皮内病変患者の皆様の病理標本のうち、診断で使用されず保存されている検体を微量用いて、特殊染色を行い、がん細胞および免疫細胞・免疫関連分子を顕微鏡下に観察します。また、診療記録(カルテ)の中から、各種の診療情報(年齢・組織型・進行期・予後など)を記録した上で、免疫細胞の情報とともに分析いたします。
協力をお願いする内容
①各種の診療情報(年齢・組織型・進行期・予後など)の提供
②患者の皆様の保存されている病理検体の提供
詳しくはこちらをご覧ください。(PDF / 236K)

妊娠糖尿病における産後糖代謝異常発症の予知指標に関する検討

研究責任者 宮越敬
研究期間 2014年1月1日〜2016年12月31日
研究対象 妊娠糖尿病と診断され、当院にてご出産された方を対象とします。
概要 妊娠中にのみ血糖値が高くなる「妊娠糖尿病」と診断された女性(妊娠糖尿病既往女性)は将来的に「糖尿病」になりやすいとされています。この研究の目的は、出産のあと早い時期に「糖尿病を含む糖代謝異常」になる可能性が高い人を見つけるのに役立つ方法を作成することです。

詳細は「臨床研究「妊娠糖尿病における産後糖代謝異常発症の予知指標に関する検討」に対するご協力のお願い」をご覧下さい。

子宮内膜症の病態解明および新規治療法の探索

研究責任者 浜谷敏生
研究期間 2014年1月1日〜2016年12月31日
研究対象 慶應義塾大学病院で手術を行った子宮内膜症患者40名および子宮内膜症のない他疾患の患者40名
概要 子宮内膜症は20代から50代にわたるまで、主に月経周期がある女性に多い疾患です。子宮内膜症ができる部位は卵巣、子宮、腹腔内(腹膜というお腹の中の膜や直腸、膀胱など)と多岐にわたります。症状は月経困難、性交時痛、排便時痛などの痛みがあり、嚢腫や癒着による妊娠率の低下や卵巣にできた嚢胞の癌化といった問題も引き起こします。現在は子宮内膜症の治療は薬剤や手術によって行われますが、病気ができる原因については未だに明確になっていません。特に薬剤の治療は女性ホルモンを抑えることで病気の進行を防ぐため、妊娠を希望する女性にはもちいることができません。また、手術も卵巣にかえってダメージを与えてしまうことがあり、妊娠を希望する女性には問題となることもあります。この研究の目的は子宮内膜症ができる仕組みを解明し、現在のホルモン治療以外の新たな治療方法、特に妊娠を希望する女性にも選択できる薬物治療の方法を探ることにあります。

不育症の原因と治療成績に関する後方視的検討

研究責任者 丸山哲夫
研究期間 平成25年12月20日〜平成28年3月31日
研究対象 西暦2010年1月1日より2012年12月31日までの間に、慶應義塾大学病院産婦人科にて不育症外来に診断・治療のため通院し、診療、検査を受けた方
概要 当院では不育症に対して、諸検査による原因検察のうえで、加療の必要性あるいは加療の方法について世界的にコンセンサスの得られている研究成果にもとづいて判断しています。しかし、残念なことにこの不育症の分野では、治療法の選定(必要性を含めて)についての世界的コンセンサスに乏しい領域でもあります。そのため、理論的な判定に苦慮し、来院された皆様と相談の上で決めていくことも少なくありません。
私たちは、不育症とひとまとめに診断される方々は、さまざまな妊娠歴の経過を経て来院される方で構成されていることに注目しています。同じ診断名であっても、それまでの妊娠歴によって、あるいは検査所見との組み合わせによって、統計学的に有効と認められる治療法を見いだせるのではないかと考えています。その発見は、将来的に不育症のタイプ分けに基づいたより効果的な治療法への治療戦略を描くものになります。
その知見を得る目的に、これまで当院で下記の期間に受診された方々の臨床データを診療録(カルテ)から収集し統計学的な解析を行おうとしています。

詳しくはこちらをご覧下さい。(PDF / 236K)

月経障害・排卵障害の原因と治療成績に関する後方視的検討

研究責任者 丸山哲夫
研究期間 平成25年12月20日〜平成28年3月31日
研究対象 西暦2000年1月1日より2009年12月31日までの間に、慶應義塾大学病院産婦人科にて月経障害・排卵障害の診断・治療のため来院し、診療、検査を受けた方
概要 当院では月経障害・排卵障害に対して、原因検索および対話療法・漢方療法・ホルモン療法などの多角的な治療を行っています。当研究では、月経障害・排卵障害の原因別に特徴的に現れる諸検査結果の傾向および、原因別に奏功率のよい治療法の検討を行います。これが明らかになれば、月経障害・排卵障害の原因別に、現状よりも早い段階で効率のよい治療法を提供することが可能になると考えます。

詳しくはこちらをご覧下さい。(PDF / 231K)
協力をお願いする内容 2000年から2009年までに月経障害・排卵障害に対して、診断および加療を行った患者さんについて、症例背景・検査結果・治療内容を後方視的に検討します。診療録(カルテ)をもとに以下の項目を調査します。
・ 個人背景(年齢、月経歴、妊娠出産歴、既往歴、家族歴)
・ 病歴(月経障害・排卵障害に至るまでの経緯)
・ 血液検査結果(ホルモン値検査のほか、副作用判定のための一般的血液検査を含む)
・ 骨量検査結果
・ 治療内容(内服薬・注射剤)
治療効果(月経障害・排卵障害の緩和・治癒状況)

慶應義塾大学病院産科における妊娠・分娩予後に関する後方視的検討

研究責任者 宮越敬
研究期間 2020年12月31日終了予定です。
研究対象 慶應義塾大学病院産科にて妊娠分娩管理をお受けになった方を対象とします。
概要 慶應義塾大学病院産科では、健常な妊婦さんだけでなく内科・外科疾患合併しておられる妊婦さん、お子さんにご病気が疑われる妊婦さんの診療を行っております。当院における診療実績を収集・解析・発表することは、診療レベルの向上や我が国の周産期診療水準の向上のためにも有意義と考えられます。

詳しくは「慶應義塾大学病院産科で妊娠分娩管理をお受けになった方の診療情報を用いた臨床研究に対するご協力のお願い」をご覧ください。

不妊症の検査、治療、管理における診療情報に関する観察研究

研究責任者 末岡浩
研究期間 2024年12月31日終了予定です。
研究対象 慶應義塾大学病院産科にて不妊症に関する診療をお受けになった方を対象とします。
概要 慶應義塾大学病院産科では、不妊症に関連する診療内容や治療成績について、電子カルテ上の診療録を解析し、国内他施設のデータや諸外国のデータと比較検討し、生殖医療水準の向上を目指しております。

詳しくは「不妊症の検査、治療、管理における診療情報に関する観察研究に対するご協力のお願い」をご覧ください。(PDF / 136K)

我が国における前置癒着胎盤の周産期管理に関する調査

研究責任者 宮越敬
研究期間 2016年12月31日終了予定
研究対象 2012年1月1日から2014年12月31日において慶應義塾大学病院産科にて分娩をされた方のうち前置癒着胎盤と診断された方
概要 前置癒着胎盤症例のうち胎盤を残した状態での子宮温存を行った方の産後経過を検討しております。詳しくはこちらをご覧ください。(PDF / 108K)

円錐切除後妊娠の実態に関する後方視的調査研究

研究責任者 宮越敬
研究期間 2017年3月31日終了予定
研究対象 2013年1月〜2015年12月に当院で妊娠分娩管理(流産を含む)を行った円錐切除後妊娠の方
概要 近年、本邦では生殖年齢女性の子宮頸部高度異形成/子宮頸部上皮内癌の罹患率が急増しております。子宮頸部円錐切除後妊娠では早産のリスクが上昇することが指摘されていますが、大規模集団における円切後妊娠の周産期事象に関する調査研究は少ないのが現状です。そこで日本産科婦人科学会周産期委員会が主体となえい、子宮頸部円錐切除後妊娠に関する大規模調査が実施されることになりました。今回、当院も本調査への協力を予定しております。詳細はこちらをご覧ください。(PDF / 256K)

排卵誘発における内科系学会社会保険連合「説明と同意」実態調査

研究責任者 青木大輔/内田浩(実施責任者)
研究期間 2016年8月10日〜2017年8月31日
研究対象 2016年8月10日より2017年8月31日までの間に、産婦人科にて体外受精のため通院し、排卵誘発剤による卵巣刺激を受けた方で、本研究に同意された方。ただし、視力、聴力に障害のある方は除外されます。
概要 この臨床研究の目的は、医師をはじめとする医療者がインフォームドコンセントやその準備にどの程度時間を使っているか、医療者にどの程度負担になっているのかを数量的に明らかにすることです。同時に患者さんの医療者の説明に対する理解度や満足度を調査する(任意)ことで、医療者による説明に対する適切な代価のあり方を提言することを目的としています。意義として将来、診療報酬のついた十分な医療説明によって患者さんの望まない治療の防止や、また説明不十分による医療裁判の回避などに役立つことを期待するものです。詳細はこちらをご覧ください。(PDF / 221K)

早産のゲノム疫学研究

研究責任者 宮越敬
研究期間 2020年12月31日終了予定
研究対象 当院で出産された方
概要 遺伝子の働きには個人差や多様性があり、この違いが体質や病気になりやすさに関係すると考えられています。遺伝子の働きの違いは極めてわずかなので、一人一人を詳しく調べても病気との関係を明らかにすることはできません。多くの患者さんと健康な方にご協力を頂き、総合的に調べることではじめて“遺伝子の特徴と病気との関連“を調べることができます。早産(妊娠22週0日から妊娠36週6日までの分娩)の発症に個人差があることから、個々の人の遺伝子の違いに加え妊娠中の要因(喫煙、体重増加、高血圧、高血糖など)が関与する可能性が考えられます。この研究の目的はどのような遺伝子の違い(一塩基多型)や遺伝子修飾が早産に関係しているのか、遺伝子の働きに影響する要因は何かを調べることです。詳細はこちらをご覧ください。(PDF / 183K)

妊娠糖尿病・糖尿病合併妊娠の妊娠転帰および母児の長期予後に関する登録データベース構築による多施設前向き研究

研究責任者 宮越敬
研究期間 2025年12月31日終了予定
研究対象 当院で分娩予定であり、「妊娠糖尿病と診断された方」および「糖代謝は正常と診断された方」
概要 妊娠中の高血糖状態が、妊娠経過や適切な胎児成長に影響を与えるという研究結果が多数報告されています。これまで、わが国では妊娠中の血糖値と妊娠経過や胎児成長についての継続的な調査は実施されておりませんでした。この調査の目的は、血糖値が高い妊婦さんの出産前・出産後の経過を詳しく調べ、妊娠中の適切な血糖コントロールや産後のフォローアップ法を確立することです。詳細はこちらをご覧ください。(PDF / 225K)

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