The Burnham Institute, San Diego, California
みなさまこんにちは。私は今、教室の御高配により米国カリフォルニア州サンディエゴのThe Burnham Instituteに留学させて頂いております。こちらに来てまだ2ヶ月足らずですが、近況および留学先の紹介をさせて頂きます。
私の住むサンディエゴはカリフォルニアの南西端、まさにメキシコとの国境の町です。海に面して年中温暖、南カリフォルニアの陽気な雰囲気、蒼い空、ビーチ、サーフィン、ヨット、トムクルーズ、シーワールド、America's Finest City。キーワードはこんな所でしょうか。研究所はそんなサンディエゴの街の北部、海に近いラ・ホーヤという景勝地にありますが、周囲にはUCSD大学を中心に同様の研究所が集中し学園都市の様相です。
研究所は、悪性腫瘍のみならず、神経・加齢研、炎症・感染症研なども併設されいろいろな分野で日々活発な発表がなされております。
私の所属している研究室には主に日本から多くのPhDが在籍しています。私と同世代の彼らもプロの研究者であり、高き理想を掲げて故郷を離れ永年こちらで働いている方もいます。殆ど臨床しか経験のなかった私にとりましては、彼等と接することは大きな刺激になりました。
私は今は、前任の小林先生の成果を引き継いで、子宮内膜癌内膜症の新しい治療法の確立の基になる研究をしております。雑音から離れ日々多くを学ぶことが出来るのもこちらに来たおかげだと思います。
臨床の感覚そして家族や安定した生活とも離れ確かに大きな犠牲を伴いますが、思い切って来たからには研究生活はもちろんカリフォルニア・ライフも十分満喫して、自分にとってプラスとなるような何かが得られるような2年間にしたいと思っております。このような経験をさせて頂いた教室の皆様、ご迷惑をお掛けした国立病院機構埼玉病院の皆様、そして家族に感謝いたします。