杉山紗耶君(101期)が第408回東京産科婦人科学会例会にて若手奨励賞を受賞
2025年2月22日にJA共済ビルにて開催された第412回東京産科婦人科学会例会において、教室の杉山紗耶君(101期)が若手奨励賞を受賞した。
同君の演題は「卵巣性索腫瘍類似子宮腫瘍(Uterine tumors resembling ovarian sex cord tumors; UTROSCT) 2症例の検討」である。
子宮体部間葉系腫瘍において非常に稀な疾患である卵巣性索腫瘍類似子宮腫瘍(Uterine tumors resembling ovarian sex cord tumors; UTROSCT)について、診断・治療について発表を行った。
UTROSCTは多くは良性な臨床経過を辿るが、再発する可能性もある子宮間葉由来の低悪性度腫瘍と位置づけられており、非常に稀であるためその診断プロセス・治療に関して統一した見解が得られていない。
少数例ながら自施設での経験を踏まえ、診断、治療に関する文献的考察を行い、今後のUTROSCTの診療の方向性を明確に示した点が評価され、今回の受賞に繋がったと考えられる。
同君は、産婦人科専攻医1年目であり、日々多忙な臨床業務に従事しながら準備を重ね、発表に至った。今回の経験を契機に、今後も更なる研鑽を積み、同君の更なる飛躍を期待したい。

(85期 辻 浩介 記)