慶應義塾大学病院では、医学的適応による卵子凍結に加えて、社会的適応による卵子凍結にも対応しております。社会的適応による卵子凍結は、現時点で妊娠を選択しないものの、将来的に挙児を望む女性のための選択肢として存在します。
医学的適応による卵子凍結については、がん・生殖外来をご参照ください。
社会的適応による卵子凍結は、健康な女性が、キャリア形成など様々な理由で、将来の妊娠に備えて行う卵子凍結です。これにより、年齢とともに低下する生殖機能を保存し、将来、若い状態の卵子での妊娠を目指すことができます。
社会的卵子凍結は採卵・凍結の時期と、実際に卵子を使用する時期が離れていることが多いのが特徴です。ライフプランによっては10~20年以上のスパンで使用することも珍しくありません。その間、確実に医療を継続し、安全に大切な卵子を保管しておける信頼できる医療機関を選択していただくことが、何よりも重要です。
慶應義塾大学病院はその信頼にお応えできる病院の一つです
外来にて有効性やデメリットについての説明を十分ご理解いただいた上で実施を検討いただきます。ご希望の方は受診の流れを参照の上、月~土の午前、生殖外来の初診枠を予約してください。
その他、卵巣刺激のための投薬、診察、採血、麻酔などに別途費用がかかります(5~25万円程度)。これらの費用は個人差があります。