体外受精が保険適応になり、卵管性不妊の第一選択として体外受精が選択されることが多くなりました。しかし体外受精ができない事情や保険適応がない患者さん、極力自然妊娠をトライしたい患者さんもいらっしゃいます。
当院では卵管性不妊に対する手術加療が可能です。適応や希望、リスク、治療成績を説明させていただき選択してもらっております。卵管形成術ではちゃんと卵管の疎通性が改善しているのかわからないという議論に対して当院では次のように工夫しております。
【卵管鏡のみで治療する場合】
●子宮鏡を併用し、確実にカテーテルが卵管内に侵入し拡張されていることを確認しています。
●麻酔をしっかりするので痛みはありません。

子宮鏡で卵管口にカテーテルが挿入されていることを確認
【腹腔鏡を併用する場合】
●卵管閉塞の中には卵管采の癒着も認められることがあります。
●卵管鏡手術のみでは卵管采の癒着は改善しないため中途半端な治療となることがあります。
●腹腔鏡を併用することで確実に卵管の疎通性が改善されることが視認できるとともに卵管周囲の癒着を剥離することで自然妊娠が期待できる環境を目指します。
●5㎜の細いカメラ、細径鉗子を使用して極力小さな傷で実施します。

卵管鏡の先端の光が卵管内を進んでいる

卵管内を確実にバルーンが拡張している(緑)